トーキングヘッズ叢書TH No.79「人形たちの哀歌」
Toe Cocotte販売価格: 1,500円(税込)
毎号テーマ毎にアンダーグラウンド、サブカルチャーを幅広く詳細に詰め込んだ面白い一冊。
今、紙で集めたい本
THシリーズ
サブカルチャー&
アンダーグラウンドアートを
敷き詰めて一冊に。
ぎっしり詰め込まれた
情報と美麗なアートに考察の
コレクションを是非。
“持っていたい一冊”達をどうぞ。
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http://victorian.ocnk.net/product-list/53
ゆっくりとした夜に。
眺めているだけでも面白い偏屈なものや美麗なアートがぎっしり詰まっています。
TH No.79 "Elegies of Dolls"
A5判・並製・240頁・税別1389円
ISBN 978-4-88375-363-5
発行=アトリエサード/発売=書苑新社(しょえんしんしゃ)
人形は依代として、作り手や愛でる者の想いが投影される。
それぞれの願いや幻想が人形に託される。
人形は託された想いをそのまま受け止め、
そして従順にその想いに応える。
人形が、ときに哀しげに見えるのは
その想いを、身振りや声などを通じて
感情を込めて返すことができないからだろうか。
人形は、ただじっと無表情に
われわれのことを見つめるだけだ。
じっと見つめたまま、永遠の時を過ごし続ける。
われわれは、そんな人形との感情の交点を探して
愛おしさを募らせる――。
そんな人形たちを想いつつ、
伝統的な人形から現代の球体関節人形、そしてアンドロイドなどまで、
さまざまな見地から人形に込められたものについて考察した特集です。
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■主な内容
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■三浦悦子の世界〈14〉[ハープ]
■田中流(写真)〜作り手と人形の心の声を、そのまま写真に写す
人形/日隈愛香・SAKURA・ホシノリコ・舘野桂子・泥方陽菜(表紙)
■清水真理〜悲劇にも思いを寄せた、賑やかな御伽の国
■野原tamago〜共感を誘い、内面を映し出す
■神宮字光〜はっきりとした意思と存在感を放つ人形
■辛しみと優しみ37●人形・文=与偶
■現代の〝生き人形〟――中嶋清八・井桁裕子・衣・森馨・佐藤久雄●志賀信夫
■非生命との境界から探る生と死の意味――菅実花とリボーンドール●志賀信夫
■こやまけんいち絵本館37「マリオネットの街」●こやまけんいち
■四方山幻影話40●堀江ケニー
■にんぎょうあそび●タイナカジュンペイ
■幕屋の偶像(アイドル) ――物そのもの(フェティッシュ)への眼差し●仁木稔
■ロボット・アンドロイド演劇の一〇年――「人形」が「感情」を語る時●高槻真樹
■言葉を奪われた人形に浄瑠璃が命吹き込む「文楽」の世界●待兼音二郎
■でくのぼうの悲劇――映画『オテサーネク』と『マジック』を中心に、ヒトガタの呪力について考えてみた●浦野玲子
■ジェンダーとしての人形●本橋牛乳
■都合のいい代役――やがて捨てられる哀しき人形たち●日原雄一
■ストップモーションが叶えうる〝永遠の少年〟――『犬ヶ島』から●関根一華
■中年オタクは人造美女の夢を見るか――喪男の精神史●梟木
■あなたの知らない人形怪談の世界●阿澄森羅
■優雅で感傷的な人形達のエレジー●並木誠
■七夕人形――殺戮と捕囚の記憶●宮野由梨香
■人はヒトガタ(オートマタ)になぜ感情移入するのか●べんいせい
■《コミック》 DARK ALICE 30. マリー●eat
■人片の恋。●ごとうゆりか
■《小説》 ファニードリーム●最合のぼる
■一コマ漫画●岸田尚
■Review
◎ジェフリー・フォード「言葉人形」●岡和田晃
◎グレッグ・イーガン「不気味の谷」●放克犬
◎伊藤潤二「地獄の人形葬」●日原雄一
◎クレイグ・ギレスピー監督「ラースと、その彼女」●梟木
◎セルヒオ・G・サンチェス監督「マローボーン家の掟」●松本寛大
◎是枝裕和監督「空気人形」●さえ
◎金森修「人形論」●市川純
ほか
■立体画家 はが いちようの世界25〜錠前屋のルネはレジスタンスの仲間●はが いちよう
■TH RECOMMENDATION
◎追悼・遠藤ミチロウ〜ミチロウさん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました●浦野玲子
◎世界で最も過激なアートフェス「ダークモフォ」で、日本人美術家サエボーグが大注目!!●ケロッピー前田
◎原発事故のドイツでの関心の高さを実感。フランクフルトで開催された「アフター・フクシマ」展●ケロッピー前田
◎「風車の便り〜戦場ぬ止み音楽祭2019」〜美ら海への思いが心を結びつけた音楽祭●渡部晋也
◎「図子慧×岡和田晃ミニトーク」レポート〜冒頭の1ページで小説の主体や状況をわかりやすく提示する図子慧流●岡和田晃
◎特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」〜世界中から集まった不気味でかわいいクリーチャーたち!
◎企画展「サウジアラビア、オアシスに生きる女性たちの50年―「みられる私」より「みる私」」〜「みる私」としてのサウジ女性
◎菊地拓史・森馨2人展「Quiet Room〜人形と人形の為の家具〜」〜人形が暮らす部屋へようこそ
◎井桁裕子人形展〜井桁裕子の大規模な人形展
◎中野緑個展「夢想夜曲」〜異界を思わせる不思議な存在感をまとう子供たち
◎「暗黒メルヘン絵本シリーズ第1巻(仮)出版記念展」〜「暗黒メルヘン絵本シリーズ」刊行開始!
◎村田兼一写真集出版記念展〜モデルはまるで、人形のように
◎マキエマキ個展「はだか天国〜テルマエマキエ〜」/ろまん個展「哀恋物語」〜架空の人物を演じる自撮り写真家2人
◎「石原豪人、林月光〜美のイデアを描いた人〜」/井上佐藤初原画展「10DANCE」/「怨念ガールズミュージアム」〜石原豪人、林月光の官能的な挿画の世界
◎DANPEN個展「空洞共鳴」/赤木美奈個展「幽暮れ」〜人間という存在を問いただす
◎「髑髏の中の髑髏〈令和元年〉展」〜髑髏は想像力を刺激し続ける
◎カナザワ映画祭2019「大怪談大会」 in 東京池袋新文芸坐〜クトゥルーに日米、亜細亜…ユニークな映画がひしめく「大怪談大会」
◎「トールキン 旅のはじまり」〜トールキンの知られざる素顔
◎タイナカジュンペイ個展「歴程 -Der Progress nach Jenseits- (not) alone」〜記憶の底を揺さぶられる写真
◎_underline「consistency」〜ゴシックブランドの空間で、永遠の時に思いを馳せる
◎深川お化け縁日〜お化け好きは、深川に集合!
◎陰翳逍遥35〜大岩オスカール展、宮下省死、イトー・ターリ、宮崎郁子+山内若菜展、現代詩手帖の60年、萩原朔美展、やなぎみわ展、本多正直展●志賀信夫
■TH FLEA MARKET
◎死体実験のリアリズム●釣崎清隆
◎カノウナ・メ「聖なる泉の少女」「ハウス・ジャック・ビルト」●加納星也
◎バリは映画の宝島〈カルト編・3〉《ホラー女王スザンナ》3●友成純一
◎よりぬき[中国語圏]映画日記/天安門から三十年〜中国の問題を描き告発する「外にあって寄り添う眼」〜『亡命』『ルンタ』●小林美恵子
◎劉慈欣『三体』を深読みする●加藤浩志
◎中華圏小説の蠱惑的世界〜諷刺SF、王晋康『転生的巨人』を読む●立原透耶
◎ダンス評〜アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、NDT、ディミトリス・パパイオアヌー●志賀信夫
◎「コミック・アニメ・ゲーム」×ステージ評〜新浄瑠璃 百鬼丸、11人いる!、ナナマルサンバツ ほか●高浩美
◎ケロッピー前田の音楽遍歴を通してカウンターカルチャーの歴史を知る『クレイジーミュージック探訪』開催中!●ケロッピー前田
◎チェーザレ・ロンブローゾの思想とその系譜〈33〉●村上裕徳
◎山野浩一とその時代(8)〜メロドラマと「大人の事情」への抵抗●岡和田晃
◎アンドロイドの目が「わたしたち」を見るとき〜「Detroit : Become Human」●松島梨恵
◎弦巻稲荷日記/私は編集者、私は観客〜映画を見ること、SNSを使うこと●いわためぐみ
◎文学フリマという場●山川浩介・丹七海・山本純
◎オペラなどイラストレビュー●三五千波
◎TH特選品レビュー
■表紙=写真:田中流、人形:泥方陽菜 《フワ》 2018年
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【訂正とお詫び】
●p.5の「田中流 球体関節人形写真集」の紹介記事の中で、写真集の掲載人形作家一覧の中で以下の方のお名前が間違っておりました。
(誤)愛美 (正)愛実
(誤)フリークスサーカス (正)FREAKS CIRCUS
(誤)山吉百合子 (正)山吉由利子
お詫びして訂正いたします。
また「朱宮垂狐」は「垂狐」名での掲載となります。
正しい掲載作家は以下となります。
★田中流 球体関節人形写真集「Dolls〜瞳の奥の静かな微笑み」(2019.10月下旬発売予定)
掲載人形作家:亜由美、愛実、石田麻衣子、今井亜樹、影山多栄子、川上勉、木村龍、高齊りゅう、上妻みどり、小骨、SAKURA、櫻井紅子、清水真理、垂狐、鈴雪、高田美苗、舘野桂子、月、朋トモヱ、長尾都樹美、林美登利、日隈愛香、泥方陽菜、FREAKS CIRCUS、ホシノリコ、森馨、山吉由利子、RENbear
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Toe Cocotte販売価格: 1,500円(税込)