トーキングヘッズ叢書TH No.75「秘めごとから覗く世界」


トーキングヘッズ叢書TH No.75「秘めごとから覗く世界」

Toe Cocotte販売価格: 1,500円(税込)

在庫数 ◯

商品詳細


毎号テーマ毎にアンダーグラウンド、サブカルチャーを幅広く詳細に詰め込んだ面白い一冊。




今、紙で集めたい本


THシリーズ

サブカルチャー&
アンダーグラウンドアートを
敷き詰めて一冊に。

ぎっしり詰め込まれた
情報と美麗なアートに考察の
コレクションを是非。

“持っていたい一冊”達をどうぞ。
バックナンバーはこちら
http://victorian.ocnk.net/product-list/53
ゆっくりとした夜に。
眺めているだけでも面白い偏屈なものや美麗なアートがぎっしり詰まっています。


TH No.75 "Peep out through the secret"


A5判・並製・256頁・税別1389円
ISBN 978-4-88375-316-1
発行=アトリエサード/発売=書苑新社(しょえんしんしゃ)

SNSとやらにより、だれもが自分をオープンにできるようになり、秘めごとに否定的な世の中になったようにも思えます。
ですが、たいていの人は発信する情報を取捨選択しているのでしょうから、むしろ隠すことに、より意識的になっているという見方も可能かもしれません。
ただ現代では、あるはずの秘めごとから目を逸らし、ないことにしている、という風潮は、もしかしたらあるのかもしれません。

秘めごとはさまざまな想像力を喚起し、さまざまな物語を生んできました。
隠さざるをえないということは、倫理に反することや反社会的なことが含まれる可能性も意味します。
しかし秘めごとは、その者にしか到達し得ない未踏の境地への道程であり、快楽や戦慄を呼び覚ますと同時に、もしかしたら、人間や社会の真理を垣間見る一歩かもしれません。
さて、秘めごとから何が見えてくるか、覗いてみましょうか。

◎今回は特別増ページ!

◎女性器を撮り続けた画家・写真家のアンリ・マッケローニに触発された映画「スティルライフオブメモリーズ」を特集!
 矢崎仁司監督(「三月のライオン」「ストロベリーショートケイクス」)などへのインタビューの他、プロデューサー・伊藤彰彦による寄稿(マッケローニの写真と、映画化までの半世紀)等を掲載し、マッケローニについて、矢崎監督の映画作法について解題します。

◎2018年3月に逝去したアメリカの作家・ケイト・ウィルヘルムの小特集も掲載。
 早い段階でウィルヘルムの紹介に関わった安田均、ウィルヘルムを何度も取り上げた「NW-SF」の編集に携わっていた大和田始による小論のほか、邦訳作品総解説を掲載!

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■主な内容
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■ステュ・ミード〜覗き見ているかのような背徳感
■宮本香那〜人には教えられない、甘い快楽を求めて
■早見純〜どこまでも暴走する秘めた欲望
■中井結〜観る者の淫猥な妄想をも暴く

■特集・アンリ・マッケローニと映画「スティルライフオブメモリーズ」〜秘められた部分をめぐる、果てなき探究
◎安藤政信氏からのコメント
◎矢崎仁司監督インタビュー〜秘められた人の記憶に触れる映画でありたい
◎永夏子(怜役)インタビュー〜当初、怜は、春馬を惑わす妖艶な女という設定だったんです
◎松田リマ(夏生役)インタビュー〜少年・少女のような人達に囲まれ、大人の鎧を脱ぎ去って少女に戻れた
◎新たなる『映像要理』●四方田犬彦/優しく撫でるような眼差し●生越燁子
◎マッケローニの写真と、映画化までの半世紀●伊藤彰彦
◎中村早(写真)インタビュー〜マッケローニと違う文脈で女性器を撮れないか、と思った

■三浦悦子の世界〈10〉[外科室]/泉鏡花
■月読●写真・縛り=Hajime Kinoko、童話=井上文、モデル=マリアAT
■四方山幻影話36●写真=堀江ケニー、モデル=太楼

■秘めごとダイアリー〜『檸檬』『人妻集団暴行致死事件』『四畳半襖の裏張り』などに見る秘めごとの諸相●浦野玲子
■ヨーロッパ史で秘密とされてきたこと●べんいせい
■「虚構的告白」のススメ〜文学における「告白」●梟木
■地獄か?好機か?〜秘密がバレてから、物語は始まる●日原雄一
■ジェンダーをリフォームする、セクシュアリティを拡張する〜内に秘めたクローゼットにあるもの●本橋牛乳

■作家が「覆面」を外すとき〜J・T・リロイの事情●高槻真樹
■希代なるピアニスト、グレン・グールド〜秘め事としての音楽●並木誠
■都市幻想の迷い家〜日野啓三『抱擁』●西牧徹
■孤独な秘めごと〜自慰考●志賀信夫
■藤田嗣治の絵に隠されたもの〜猫と少女の無表情●柏木静
■自販機本の原稿書きが「映画芸術」の編集長に教えられたこと●友成純一

■こやまけんいち絵本館33〜隠れ部屋●こやまけんいち
■Still Life of Memories●中村早
■《小説》 スイート・ホーム●最合のぼる
■《コミック》 DARK ALICE 26. ケイ●eat
■おとぎ話なラヴレター●ごとうゆりか
■一コマ漫画●岸田尚
■秘密なんて、すっかりなくなってしまった●斎藤栗子

■Review
◎江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」●梟木
◎夢野久作「瓶詰の地獄」●市川純
◎宇能鴻一郎「公衆便所の聖者」●日原雄一
◎楡周平「骨の記憶」●待兼音二郎
◎ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「接続された女」●岡和田晃
◎市川崑監督「鍵」●さえ
◎ミヒャエル・ハネケ監督「隠された記憶」●阿澄森羅
◎鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」●西村遼
◎ほか

■辛しみと優しみ33●人形・文=与偶
■立体画家 はが いちようの世界21〜自転車物語り●はが いちよう
■書物の百物語《八》矢追純一のUFO史観●樋口ヒロユキ
■追悼・ケイト・ウィルヘルム
◎SFの最後の輝きを体現した作家●安田均
◎『杜松の時』への匍匐漸進●大和田始
◎邦訳作品総解説●岡和田晃・高槻真樹・東條慎生・待兼音二郎・松本寛大・渡邊利道

■TH RECOMMENDATION
◎「山際マリ展-yakety yak-」〜自身の経験や記憶を無作為にコラージュ
◎椎木かなえ個展〜奇妙で謎めいた幻想世界
◎「蜃気楼〜美蕾樹を支えた作家たち シリーズ1」〜美蕾樹ゆかりの作家を集めた、豪華なメンツのグループ展
◎「芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」〜無惨絵だけではない! 最後の浮世絵師、芳年の全貌
◎「迷想と恍惚―甘い香りの逸脱者たち―」〜奇妙すぎるテイストの作家が世界から大集合
◎ねこぢる・ねこぢるy・山野一 作品展「ねこぢるの国」〜福岡でねこぢる三昧!
◎FREAKS CIRCUS人形展/kamerian.展〜痛ましさをポップへと昇華
◎空山基×Rockin'Jelly Bean×寺田克也「Tokyo Sweet Gwendoline〜3バチ展Vol.2」〜エロティシズムのフロンティア
◎高山基成「ふたり」〜繊細な空気感が醸す甘い幻想
◎「innocent violence」〜純粋さが持つ暴力性が見せるもの
◎かもねぎショット「バベットの晩餐会」(仮題)〜一夜の奇跡をユーモアと毒を盛り込んで描く
◎岸田尚個展〜恒例の天使画展
◎「ニコライ・バタコフ銅版画展」〜制作に5年! 超細密な銅版画
◎ダーティ・松本個展「La Danse〜美天使の舞踏会〜」〜ダーティ・松本がダンスをテーマに
◎「処女の森(Forest of maiden)」〜処女は森に帰る
◎Ryoko Mary Kojima個展「かさなり」〜布に重ねられた鮮やかな空想世界
◎4日間で100人吊り下げる! ボディサスペンション世界大会とノルウェーのカウンターカルチャー●ケロッピー前田
◎ヘイト表現としてのグロテスク/鬼畜擁護論として●釣崎清隆
◎無政府状態の南スーダンで蘇る部族的〝瘢痕〟の意味●文=ケロッピー前田/写真=オリバー・ベッカー
◎陰翳逍遥31〜吉増剛造、しば正龍、池田龍雄、秋山潔、平田星司、中村陽子、古沢栲、小林加世子 ほか●志賀信夫

■TH FLEA MARKET
◎加納星也、友成純一、小林美恵子、志賀信夫、ケロッピー前田、高浩美、村上裕徳、立原透耶、岡和田晃、いわためぐみ、三五千波 ほか

■表紙=写真:堀江ケニー、モデル:太楼
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