【三本足の鰐】 [本原章一ダンス公演DVD]

本原章一氏のダンス公演作品を収録したDVD。

静かにしてじわじわと寄せる呼吸（生）を感じる様な眩暈をどうぞお楽しみ下さい。
水辺を使った演出、水の滴り一つ一つ、そして彼の一歩一歩、
大切に踏まれる想い・重い・思い、そしてその「間」をご高覧下さい。
三浦悦子氏の人形と共に存在しながら共存は幻想で世界で一人きりの様にもとらえられる、
この空間はどうにも幻想的で。
とても果てしない精神の様な空間ではないだろうかと、錯覚する。

本作品公式データより

2010年話題となった、パラボリカ・ビスでの三浦悦子人形展“侵蝕”の会場を利用したダンス作品。水と砂が配された空間、異形の人形達が点在する中で踊る様が印象深い映像となっている。3・11の影響を受け、レクイエムの要素が濃い作品となっている。

収録時間：約48分
公演日：2011年7月18日(月)
会場：パラボリカ・ビス
構成、演出、出演：本原章一
選曲、演出協力：今野祐一
人形：三浦悦子
美術：マンタム
照明：ユキミドリ
ジャケットデザイン：庄司瞳
撮影・編集：御代田直樹

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本原章一氏プロフィール

1989年、ノイバウンテンのPV「半分人間」に影響を受け、京都の舞踏カンパニー白虎社に入団。舞踏のメソッドを学ぶ。
香港・メキシコ・ブラジルでの海外公演からストリップ小屋のショーダンス・大道芸の金粉ショーに至る、多岐にわたった舞台を経験。
1995年、白虎社解散後に上京し、コンテンポラリーダンスを始める。
1997年、ＳＰＡＣ（財団法人静岡県舞台芸術センター）ダンス部と3年間の契約。フランス・ヌーベルダンスの振付家、ジャン＝クロード・ガロッタ氏のもと、『ユリシーズ』『ママーム』などの代表作品に出演。
2000年以降はニブロール、ノマド~ｓ、ルーデンス、山田うんカンパニーetc、東京のコンテンポラリーダンス系の舞台に数多く出演。
2004年、丹野賢一『026-METAL』での演出補佐担当を機に舞台美術にも関わりはじめる。
2007年よりMONT★SUCHTの出演と振付を担当する。
主宰・由良瓏砂の提示する幻想的かつ神秘主義的世界感と、舞踏・コンテンポラリーダンスの身体テクニックの融合を実験中。

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